日経新聞:日銀の資金供給、黒田体制初の減少 コロナ対応縮小で

日銀は2日、中央銀行の資金供給量を示すマネタリーベースが8月末時点で前年同月比2.5%減の644兆9826億円だったと発表した。2013年4月から続く異次元緩和下で初めて前年同月を割り込んだ。新型コロナウイルス対策で導入した資金繰り支援が縮小したためだ。異次元緩和の象徴だったマネタリーベースの縮小は、日本経済の成長に資する金融政策の在り方を改めて考えるべき時期に差し掛かっていることを示している。