毎日新聞:最低賃金「30円以上」引き上げへ 過去最大、物価高騰を考慮

税や社会保険が増えれば手取りは増えない。扶養に関連した控除や適用金額の拡大で手取りをアップさせることも必要ですね。

2022年度の最低賃金の引き上げ幅(目安)について、「中央最低賃金審議会」(厚生労働相の諮問機関)の小委員会が全国加重平均で「30円以上」の額とすることで最終調整に入ったことが31日、関係者への取材で分かった。8月1日に最終協議に入り、同日中に決着する見通し。円安などによる物価高騰を考慮した結果で、実現すれば過去最大の上げ幅になる。

最低賃金の目安は例年、7月中旬~下旬に決定している。昨年は最低賃金の引き上げに熱心な菅義偉前首相による政治主導で過去最高額の28円で決着。この決定を不服とした経営者側が、採決を求める異例の事態に発展していた。