日経新聞:スタートアップ担当相新設 政府調整、企業支援を拡充
政府はスタートアップを支援する担当閣僚を新設する調整に入った。省庁一体で支援策を練り、起業時やその後の事業拡大を後押しする。社会的課題の解決と経済成長の両立をめざす経済政策「新しい資本主義」を推進する。
木原誠二官房副長官は4日の記者会見で、スタートアップ支援について「司令塔機能は明確化する方針で進めていく」と述べた。
参院選後に想定する内閣改造で担当相を設ける。閣僚数は増やさず新しい資本主義を担う経済財政・再生相や経済産業相が兼務する案がある。
政府は6月に決めた新しい資本主義の実行計画で、スタートアップ支援にあたる政府の司令塔機能を明確にすると盛った。スタートアップを今後5年で10倍に増やす計画を年末に定めると明記した。新設する担当相は計画の策定や実行を担う。