日経新聞:起業資金提供に新手法

株主資本(エクイティ)ではなく社債等借入(デットファイナンス)のファンド。資金調達手段が増えるのは良いことではないでしょうか。

スタートアップ企業に融資や社債などデット(負債)性の資金を提供する「ベンチャーデットファンド」が増えている。マネーフォワード系などが新設したほか、大和証券グループ本社もファンドの組成を検討している。銀行の融資に比べ機動的な資金調達を可能にする。調達手段の多様化で新興企業を支援する動きが広がってきた。

マネーフォワード子会社などが出資するSDFキャピタルは新興企業向けの「スタートアップ・デットファンド」を設立し、早ければ年内にも融資を開始する。規模は来春をめどに最大50億円を見込む。新ファンドにはSDFキャピタルのほか、紀陽銀行など数社が出資した。原則として融資に新株予約権を組み合わせて資金を提供する。