顧問先を増やす場合、ご紹介がほとんどなのではないでしょうか。とてもありがたいことですし、それだけお客様から評価いただいているということで、うれしいことでもありますよね。ただ、紹介は突発的に発生するので、こちら側でコントロールすることはできません。ホームページからの問い合わせも同じです。忙しい時期でも関係ありません。対応も不十分になってしまうかもしれません。

一般的に会計事務所の繁忙期は、12月から5月と言われています。それ以外の時期に狙ってお客様を増やすことができればいいと思いませんか?

では、そのために何をすべきか。その1つがセミナー開催でしょう。セミナーの開催は既にやられている事務所も多いですが、そのほとんどが情報提供にとどまっている印象です。顧問先獲得のためのセミナーにしなくてはなりません。

大事にしなければならないのは、セミナーからの導線です。いきなり顧問契約というわけにはなかなかいきませんので、まずは個別相談へどう誘導するか。このセミナーに参加したら、今抱えている問題が解決できそう、と思ってもらって参加してもらい、参加してもらったら、個別相談できたら、もっと問題解決に近づける、そう思ってもらうことが必要です。個別相談に来てもらったら、成約率を上げていくことも大事です。

個別相談への移行率、個別相談からの成約率、これを上げていくことにより、狙って顧問先を増やすことができるようになります。そうすると、逆算して、いつまでにLP作成などセミナー開催の準備をしなかればならないか、いつから集客をはじめるか、行動計画も決まってきます。

狙ってお客様を増やす、まだ数は少ないかもしれませんが、できている事務所さんは確実に売上を伸ばしています。ぜひ売上アップの方法の1つとして考えてみてはいかがでしょうか。