前回スポットの売上について触れましたが、もう少し深く考えてみたいと思います。

会計事務所は、顧問料というサブスク型のビジネスモデルで成り立っています。ただし、競争の激化や提供してきた価値がお客様の満足度に満たない場合は、肝心の顧問料が下がってしまう危険性もあります。

そのためにもスポットの売上をあげられる準備をしておく必要があります。補助金や税制改正など、対応が必要なこともあるでしょう。相続など、急に発生することもあるでしょう。その際は、ルーティーンの業務を行いつつ、こなさなくてはなりません。

ただでさえ忙しい先生、スタッフの方々。新規に採用するにしても、どの事務所さんも採用で苦労されてらっしゃいます。スポットなので、常に業務があるわけではないので、固定費が発生してしまうのも悩みどころです。

そんな時のために組織を自在に拡大縮小できる仕組みを持っておかなくてはなりません。今まで勤めてくれた人たちと良好な関係があれば、テレワークで対応してくれるでしょう。フリーランスの方々をうまく活用されてらっしゃる事務所もあります。専門外のことについては、外部パートナーと連携することも必要です。

また、今いるスタッフの方々の業務の余白を作っておくことも大事です。特に時間がかかるのは移動です。例えばオンライン対応することにより効率的に時間を使うこともできるでしょう。

変化の激しい時代には、変化に対応できる組織、仕組み作りをしておかなければなりませんね。