東京商工リサーチ:コロナ破たん企業 従業員数は合計3万人に迫る 累計3282件 「新型コロナウイルス」関連破たん【4月14日16:00 現在】

4月14日は16時時点で「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円以上)が2件判明、全国で累計3,124件(倒産2,972件、弁護士一任・準備中152件)となった。

2021年の年間件数は1,718件に達し、2020年の843件に比べて2倍に増加した。2022年に入っても1月、2月と連続して100件超え、さらに3月は過去最多を更新する216件に達した。4月に入っても14日までに81件判明している。

政策支援、金融機関によるリスケ対応をはじめ、政府主導の「中小企業の事業再生等に関するガイドライン」も本格化する見込みで、企業支援策は引き続き拡充されている。

ただし、業績不振の長期化で過剰債務に陥った企業は増加している。息切れやあきらめによる脱落のほか資金繰り破たんも加わり、コロナ破たんは当面、高水準で推移するとみられる。