帝国データバンク:止まらない!値上げ実施済・予定企業は64.7%に!!

日経新聞:3月の企業物価9.5%上昇 ウクライナ危機で商品価格高騰

企業の 64.7%が主要製商品・商材、サービスの値上げを実施済・予定

主要製商品・商材、サービスの値上げ動向について尋ねたところ、3 割の企業で「2021 年 10 月 ~2022 年 3 月の間にすでに値上げした」(32.7%)と回答していました(複数回答、以下同)。

また 「2022 年 4 月に値上げした/する予定」は 25.7%、5 月に値上げを行う企業は 11.1%、6 月は 7.6% となるなど、今後も値上げが続くもようです。総じてみると、2022 年 4 月以降 1 年以内で値上げし たもしくはする予定の企業は 43.2%となりました。

また、過去半年間ですでに値上げを行った企業 および今後 1 年以内で値上げする予定の企業の割合は 64.7%となっています。 企業からは、「原材料等の高騰にともなう仕入価格の上昇によって販売価格への転嫁となる値上げ を行った。ただウクライナ情勢によっては主原料である原油なども上がっており、さらなる仕入価格の 高騰が予測される」(紙類・文具・書籍卸売、東京都)といった声があげられました。

一方で、「値上げしたいが、できない」企業は 16.4%となり、約 6 社に 1 社にのぼりました。 企業からは、「安定した販売先があれば良いが、受注産業で競合もいるため、値上げすると競合に負 けてしまう」(建材・家具、窯業・土石製品製造、静岡県)といった声が聞かれ、値上げによる顧客離 れを恐れている様子がうかがえます。