多くの会計事務所では、
売上=顧問料×顧問先数
で表されます。

ですから、売上を上げるためには顧問料か顧問先数のどちらかを増やさなければなりません。このどちらを重視するか、でやり方が変わってきます。

ただ、数を増やすためには、マーケティングをしっかりしなければなりません。また、企業の数が減っていく中で、競争はさらに激化していくことが予想されます。どの事務所でも簡単に出来ることではありませんね。
とすると、顧問料をどう上げていくのか、がポイントになってくるのではないでしょうか。もちろん今のまま値上げをするのは無理でしょう。

顧問料は、「提供する価値」によって決まります。AIやクラウド化によって、今まで提供してきた価値が低下していく中、どうやって価値を上げていくのか。答えは、お客様の中にあります。

何をしてもらいたいのか、何を望んでいるのか。売上を上げたいのか、資金繰りをもっと良くしたいのか、後継者問題を解決したいのか。その望みを解決することにより、価値を上げていけば結果として顧問料も上げられます。顧問料の他にプラスアルファの収入も見込めます。

そのために、質量共にコミュニケーション能力を高めなければなりません。お客様の要望を聞くための時間も作らなくてはなりません。
鍵となってくるのは、事務所のDX化と外部パートナーの活用でしょう。

確定申告を終えて、まだまだお忙しいとは思いますが、これからどう事務所を変えていくのか、考えて、少しずつでも実行することが大切ですね。