日経新聞:オフィス空室率上昇 東京都心2月

日経新聞:大阪オフィス空室率5.15%

移転なら今か?!

オフィスビル仲介大手の三鬼商事(東京・中央)が10日発表した2月の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の空室率は6.41%と、1月に比べ0.15ポイント高くなった。空室率の上昇は2021年10月以来4カ月ぶり。供給過剰の目安となる5%は13カ月連続で上回った。

テレワークの定着で都心のオフィスビル需要は縮小傾向が続く。オフィス仲介大手、三幸エステート(東京・中央)の今関豊和チーフアナリストは「高級感を意識した中小オフィスは賃料を下げられず、苦戦しやすい」と指摘する。

直近3カ月は「新型コロナウイルス禍後の採用活動を見据えてオフィスを拡張したい企業もでてきた」(今関氏)ため、空室率はやや低下していた。複数の新築ビルの募集が本格化する夏ごろまで空室率は小幅な増減が続くとみられる。