日経新聞:三菱UFJ銀、企業の監査資料を電子化 邦銀初

業務量は確実に削減されそうです。監査も例外なく電子化の流れですね。

三菱UFJ銀行は企業の会計監査に欠かせない「残高確認書」を電子化する。上場企業などが監査法人から監査を受ける際、預金や貸付金などの数値を裏付ける資料で、行内を紙の原本で回覧して必要項目を埋めるなどアナログな作業が多かった。電子化で発行までの期間を約3分の1に短縮できる。銀行業務や監査業務のデジタル化につなげる。

4大監査法人が設立した「会計監査確認センター合同会社」が提供する共通基盤に邦銀として初めて参加する。紙の資料を使ってやり取りするため、銀行内だけでなく企業や監査法人内でも作業が多く、関連する従業員は出社を余儀なくされていた。デジタル化することで、従来10営業日程度かかっていた回答期間も最短3営業日に短縮できる。

残高確認書は企業が決算数字を確定するために使うため、3月期決算が相次ぐ春から夏にかけて業務が集中し、負担が大きいという。三菱UFJは自行の業務効率化にもつなげる。