日本政策金融公庫が全国の20歳代~70歳代の男女2000人を対象に実施した「家庭での食の簡便化についての特別調査」結果によると、家庭での食の簡便化を意識している理由は、「忙しく、時間がとれない」(37.0%)、「食に関する家事が面倒」(19.6%)、「家事以外に時間を使いたい」(19.2%)の順となった。家庭での食に関する家事で最も簡便化したい工程は、「献立の考案」(29.4%)、「調理」(19.8%)、「後片付け」18.2%)の順だった。
食の簡便化のために家庭で実践していること(複数回答)は、「冷凍商品を活用」(44.4%)が最も高く、次いで「レトルト食品・缶詰・瓶詰を活用」(34.5%)、「品数・材料を少なくする」(32.3%)の順となった。全ての年代で「冷凍食品を活用」の回答割合が最も高く、ほとんどの年代で4割を上回った。20 代は「品数・材料を少なくする」(39.4%)が他の年代よりも特に高い割合となった。
家庭で最も購入量が多い冷凍食品は、「そのまま食べられる調理食品」(18.3%)が最も高く、次いで「水産加工品」(15.8%)、「肉類」(13.3%)の順。年代別では、30代は「肉類」(20.4%)、「葉物野菜」(14.8%)が他の年代よりも高い割合となっている。家族構成別では、「そのまま食べられる調理食品」は“親+本人”(22.2%)、“1人暮らし”(21.6%)、“夫婦のみ”(17.7%)の世帯で他の冷凍食品よりも高い割合となった。
今後、購入量を増やしたいと思う冷凍食品(複数回答)は、「そのまま食べられる調理食品」(27.2%)、「調理を要する調理食品」(23.6%)、「葉物野菜」(21.4%)の順。20~30代は“素材系の冷凍食品”(「葉物野菜」、「肉類」、「根菜野菜」、「軽量野菜」)が他の年代よりも高い割合。家族構成別では、「そのまま食べられる調理食品」は“親+本人”(33.3%)、“本人+子供”(28.5%)、“夫婦のみ”(26.7%)世帯で他の冷凍食品よりも高い割合だった。
同調査結果は↓
日本政策金融公庫:家庭での食の簡便化について
(タックスコム提供)