読売新聞:都が高校生の医療費も無料化へ…子育て世代の呼び込み図る

養育環境の充実で誘致するための呼び水。福島と茨城、静岡、鳥取の4県は効果が出ているのか。年間10億負担増見込み。子育て世代に朗報なことだけは確実です。

東京都は、現在中学生までとしている医療費助成の対象を高校生まで拡大する方針を固めた。区市町村との協議がまとまれば2023年度から、23特別区と一部市町村で、未就学児から高校生までの医療費が無料化される見通しだ。

都は、対象の拡大による追加支出を、年間10億円前後とみている。

厚生労働省の調査(20年4月1日現在)では、都道府県単位で高校生を医療費助成の対象としているのは、福島と茨城、静岡、鳥取の4県。都は対象の拡大で養育環境の充実をアピールし、子育て世代の呼び込みを図る考えだ。