本年1月1日現在における寅(とら)年生まれの人口は1025万人で、総人口1億2545万人(男性6099万人、女性6447万人)に占める割合は8.2%となっていることが、総務省統計局がこのほど発表した2022年1月1日現在における「寅(とら)年生まれ」の人口と「新成人」の人口の推計で分かった。男女別にみると、男性は499万人、女性は526万人で、女性が男性より27万人多くなっている。

寅年生まれの人口を出生年別にみると、「1974年(昭和49年)生まれ」(2022年に48歳になる人)が198万人と最も多く、次いで「1950年(昭和25年)生まれ」(同72歳になる人)が185万人、「1962年(昭和37年)生まれ」(同60歳になる人)が153万人などとなっている。最も若い「2010年(平成22年)生まれ」(同12歳になる人)は106万人で、第2次ベビーブーム(1971年~1974年)世代である1974年生まれの約半数となっている。

総人口を十二支別にみると、「丑(うし)年生まれ」が1139万人で最も多く、「子(ね)年」(1126万人)、「亥(い)年」(1111万人)と続いており、寅年生まれは9番目となっている。一方、昨年1年間(2021年1月~12月)に、新たに成人に達した人口(2022年1月1日現在20歳の人口)は120万人で、前年と比べると4万人減少となっている。男女別にみると、男性は61万人、女性は59万人で、男性が女性より2万人多い。

女性100人に対する男性の数(人口性比)は104.6となっている。新成人人口について、この推計を開始した1968年からの推移をみると、第1次ベビーブーム(1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年))世代の1949年生まれの人が成人に達した1970年(昭和45年)が246万人(総人口に占める割合は2.40%)で最も多くなった後、減少に転じ、1978年(昭和53年)には152万人となった。

その後、昭和50年代後半から再び増加傾向を続け、第2次ベビーブーム世代の人が成人に達した時に200万人台となった後、1995年に再び減少に転じて以降は減少傾向を続けている。2022年の新成人人口は 120 万人、総人口に占める割合は 0.96%で、前年と比べ4万人減少、0.03 ポイント低下と、ともに2年ぶりの減少・低下となり、人口については過去最低を更新した。また、総人口に占める割合は12年連続で1%を下回っている。

総務省統計局:「寅年生まれ」と「新成人」の人口

(タックスコム提供)