自営の方だけでなく、一般の方も働き続ける時代になってきていますから、年金受給制度が改正されるだけでなく、高齢でも働ける、働き口がみつかる社会、起業しやすい社会にならなければいけないですね。
「老齢年金の繰り下げ受給に関心を持つ人が増えている」と話すのは、年金相談業務に携わる社会保険労務士の高橋義憲氏。年金の受給開始は原則65歳。しかし1カ月遅らせるごとに0.7%増える。今は66歳0カ月から70歳0カ月まで1カ月単位で繰り下げが可能で、70歳受給開始なら42%増だ。今年4月から選択期間が75歳0カ月まで広がり、75歳なら84%増となる。増額された額が終身で続くので「長生きリスク」に対する大きな安心感になる。