日経新聞:トーマツ、不正検知システム開発 22年1月から本格導入
日経新聞:PwCジャパン、AIで監査4割自動化 不正発見しやすく

監査業務の3-4割が自動化されるとのこと。すでに欧米は不正の未然防止だけでなく、企業毎の不正の特徴をAIが検知して監査人に通知するようです。
税理士業界は効率化してもらいたい局面だけAI化が進んでいますが、会計士業界のこのAI化は会計士にどのような影響がありますかね?会計士でないとわからないところですね…

監査法人トーマツは2022年1月から、不正会計の兆候を検知するシステムを本格導入する。過去の不適切会計のデータなどを人工知能(AI)で分析し、監査先の子会社や勘定科目単位で不正の兆候を効率的に把握する。新型コロナウイルス禍による業績不振を背景に会計不正への警戒感は強い。早期に不正を防ぎ、監査の質を高めていく。

PwCジャパングループは会計監査に人工知能(AI)を本格導入する。2025年までに業務の最大4割を自動化する。時間のかかる財務データ分析を機械に任せ、会計士は減損損失や引当金といった人間の判断が必要な業務に注力する。自動化で不正発見の精度を上げるとともに人手不足の解消につなげる。

すでに試験的な運用を始めており、自動化に対応できる国内大手上場企業の監査先を対象に順次、情報システムを連携する。PwCの監査業務の効率化だけでなく、監査先の経理担当者の業務も軽減できる見込み。