東京商工リサーチ:上場廃止数がリーマン・ショック超え、企業再編が活発に
場廃止が急増している。2021年の東京証券取引所の上場廃止(年内に廃止予定を含む)は、12月10日までで86社に達した。コロナ前(2019年)の42社から倍増し、2007年以降では最多を記録した。
リーマン・ショック時の2008年に倒産した上場企業は33社で、同年の上場廃止は2007年以降で最多の79件だった。2021年は11月末までに上場企業の倒産はなく、倒産以外の上場廃止が増加。廃止理由は「完全子会社化」が目立ち、コロナ禍が「企業再編」を促している格好だ。