K字型経済という言葉をお聞きになったことはありますでしょうか?その名の通り、アルファベットのKのように、上に伸びるか、下に下がるかに大きく分かれ、中間層がいなくなる経済のことです。1割の勝ち組と、9割の負け組に分かれる、そう言われています。
会計事務所業界も無縁ではいられないでしょう。顧問料をベースとしたサブスク型のビジネスモデルですが、クラウド会計やAIにより顧問料の下落傾向が見込まれる中、K字の下に行かないためにも新しいビジネスモデルにバージョンアップしていかなければなりません。
サブスクモデルをベースとして、その上に高付加価値サービスを乗せていく必要があります。私はこれを顧問先の問題解決サポート(=コンサル)だと思っています。とはいえ、先生やスタッフの方々はお忙しく、なかなか時間が取れないというのが実情です。
会計事務所がDXを進めなければならない理由はここにあります。何のためにDXを進めるのか、それは利益を生み出すために尽きるでしょう。短期的には、時間を作り出すため、空いた時間でお客様のサポートをするためにITを活用するのです!
便利なツールを入れるとか、クラウド会計にシフトするとか、いろいろIT活用されてらっしゃると思いますが、時間を作って利益を出す、その目的としての軸はしっかりと持っておくべきです。