「お客さまの情報の管理ってどうされてらっしゃいますか?」昔とある会計事務所さんにお聞きしたことがあります。「これです」と言って出てきたのが、年賀状のソフトでした。。。もちろんお客さまの情報の質と、利用目的にもよりますが、これでは活かせるものではありませんね。
これからの時代、私は、会計事務所のキーとなるのは顧客管理だと思っています。単なる住所録としてだけではなく、お客さまがどのようなことに関心があり、問題を抱えているのか、それに対してどのような対応、ご提案をしてきたのか、それに対してお客さまの反応はどうだったのか?これから会計事務所がコンサル業務を強化していくためには、このような情報がとても大切です。
会計事務所は、サービス業であり、もっと具体的にいうと、お客さまの問題解決サポート業だと思います。そして、問題解決サポートこそビジネスチャンスの宝庫です。とはいえ、担当者1人でできるわけでもなく、チームで対応すべきです。そのためにはお客さまの情報を共有することが必要です。
もちろん日報で管理されてらっしゃる方も多いでしょう。ただ、会計事務所の日報は、どちらかというと言った言わないを防止するための守りのためのものではなかったでしょうか?これを積極的に活用して、お客さまの問題解決サポートをビジネスチャンスとするために、攻めのものとして使ってみてはいかがでしょうか?
もちろん検索に劣る紙ではダメです。また、事務所の奥深くにあって、探しに行かないと見つけられないようなシステムでもダメです。とっかかりとしては、グループチャットでもいいと思います。先輩からの報告が、今はなかなかできないOJTとしても有効ですし、小さくても成功体験を事務所内で共有することができます。
顧客管理、とても大切だと思います。