前回、ITツールは、入れることから考えると失敗します、ということを書かせていただきましたが、例外もあります。それはチャットツールです。
私は普段から、会計事務所のDXのためにはまず紙と社内メールを捨てましょう!というお話をさせていただいています。
事務所(会社)で流れているものは、商品(サービス)、お金、情報の3つですが、この中で一番多いのが情報です。いわば事務所の血液でもある情報を隅々までスムーズに流してあげることで、健康でいられます。
その意味でメールはすでに少し時代遅れになっています。1体1であれば問題ありませんが、複数人とのコミュニケーションにおいてはいくつか問題があります。その最大のものは一覧性でしょう。仮にメーリングリストを使ったとしても、今までのやり取りをまとめて見ることは不可能でしょう。ましてや、関係者が増えた場合、今までのやり取りを共有することはできません。
あのGmailを作ったGoogleでさえ、今では社内のコミュニケーションではチャットを使っているといいます。
もちろんチャットツールも事務所に合ったものを選ぶ必要はあります。Chatwork、Slack、LINE WORKS、Google Chatなどなど、それぞれ特徴があります。事務所に合ったチャットツールを活用して、紙をなくし、情報の共有を進めてください。
それだけでかなり事務所のIT化は進むと思います。