法人税、消費税、相続税、贈与税等税金の支払い方法の1つとしてクレジットカードがあることは先生方もよくご存知かと思います。クレジットカードでの納税にはメリットも大きいと思います。
メリット1:ポイントやマイルを貯めることができる!
カード会社・種類によりますが、0.5〜1%のポイントが貯まります。仮に500万円で1%としたら5万ポイントです
メリット2:資金繰りが改善できる?
締日、引き落とし日の関係で、例えば、末締め、翌末支払いの場合、支払いを1ヶ月程度遅らせることができます
などなど
ただ、顧問先、お客様の実際の納税手段としてクレジットカードをご提案されてらっしゃる方はまだまだ少ないのではないでしょうか?
その原因として、いくつか誤解や壁があるのではないでしょうか。
誤解1:1000万円未満しか使えない?
いえ、これはあくまでも1回の決済額の話です。少し面倒くさいですが、何度か繰り返していただければいくらでも支払うことができる
誤解2:とはいえ金額が大きい場合、限度額を超えてしまったら払えないのでは?
アメックスであれば、デポジットといって、先にカード会社に支払っておけば、いくらでも(仮に数千万以上であっても)納税可能です。ただ、この場合先に支払いしますので、資金繰り的なメリットはありません
壁:手数料が約0.8%かかるので支払額が多くなってしまう
これはそのとおりです。ただ、金額やカードの種類によっては1%のポイントがつくので、メリットは大きいはずです。
考え方ですが、ポイントについては、レバレッジを効かすべきです。つまりマイルに交換するといいと思います。例えば、羽田←→那覇の場合、時期にもよりますが、往復5万円くらいかかります。ところがマイルの場合、JALなら15000マイルで行けます。これだけで3倍以上の価値があります。特に海外やファーストクラスへのマイル交換の場合さらにメリットは大きいです。こう考えると、手数料よりもメリットは大きいのではないでしょうか
マイルの使い方として、旅費交通費にあてられますし、成績優秀者へのインセンティブにすることもできます。納付書で納税、だけではもったいないです。納税方法の1として考えてみてはいかがでしょうか