結婚情報誌『ゼクシィ』が発表した「結婚トレンド調査2021」結果(有効回答数3724人)によると、「コロナ禍で結婚式を実施することを迷った」と答えた割合は9割(90.6%)だったことが分かった。コロナ禍で実施に踏み切った理由(複数回答)は、54.5%と半数以上が「親・親族が背中を押してくれたから」と回答し、最多。「衛生面で安全な実施が可能だと思ったから」(41.6%)が次いで多かった。
また、入籍から挙式までの期間の平均は8.5ヵ月で、2013年調査以降、最も期間が長かった。コロナ禍による挙式、披露宴・ウエディングパーティーへの影響があった人は、95.9%。影響の内容(複数回答)は、「列席者・招待客を限定した」(68.2%)、「アルコール消毒液を設置、配布した」(61.2%)、「テーブルコーディネートで感染症対策を行った」(51.9%)など、感染症対策として実施した内容が上位を占めている。
挙式、披露宴・ウエディングパーティー総額の平均は292万3000円で、昨年の調査から70万円減少。挙式、披露宴・ウエディングパーティー総額をコロナ禍に伴う緊急事態宣言の発出状況別にみると、1回目の宣言期間中は対昨年比63.8%に落ち込み、解除後に86.8%まで回復。その後、2回目の宣言発出期間中には対昨年比77.4%と再び落ち込んだが、1回目の宣言期間中ほどの落込みはみられなかった。
新型コロナウイルス感染症の影響により、挙式、披露宴・ウエディングパーティーの予算・金額を当初予定より縮小して実施した人の縮小した金額は、平均124万8000円縮小となっている。披露宴・ウエディングパーティーの招待客人数の平均は42.8人で、昨年の調査から23.5人減少。新型コロナウイルス感染症の影響により、挙式、披露宴・ウエディングパーティーを「招待・参加人数を縮小して実施した」との回答は73.1%と7割以上だった。
招待客一人当たりの挙式、披露宴・ウエディングパーティー費用の平均は9万8000円。招待客一人当たりの料理+飲み物費用の合計の平均は1万9900円で、年々増加傾向にあるなか、昨年の調査からは600円増加し、引き続き料理を通じたおもてなしを重視する傾向が高まっている。一人当たりのギフト費用の平均は6800円で、昨年の調査から900円増加しており、ここ7年間で比較すると2019年調査と並んで最も高い水準となった。
同調査結果は↓
ゼクシィ:結婚トレンド調査2021
(タックスコム提供)