名南会計さんといえば、言わずと知れた東海地方で最大規模の総合士業グループですね。
代表の安藤先生が、現在の名南会計さんの強みや経営方針について様々な説明をされています。
私が特に興味を持ったのが、カリスマ創業者の佐藤先生と、影山先生という2人続いたカリスマ経営者の後の組織運営についての部分です。
※下記に一部抜粋
先に感想を述べさせいただきますと、
名南会計さんのような大きな規模の税理士法人さんが、合議制というのは驚きました。
ティール組織は最近耳にするようになった組織形態ですね。
個人のマネジメントで動かすのではなく、1人1人のメンバーが会社の判断基準やビジネスの仕組みを理解して、独自に意思決定していく組織。
簡単に言うと、こんな感じでしょうか。
全員が納得するまですり合わせをするので、最終的に意見の対立がなく、かつ、動き出せば早い、合議制であるからこその強みがここにあると思いました。
税理士の業界ではトップダウンが主流だと思いますので、合議制の経営スタイルが勉強になった記事でした。
※下記に一部抜粋
月に一度、全体で役員会議を行っています。参加者は14名です。私に限らず、皆が平等の立場で一構成員として参加しています。
(略)
特に弊グループでは、カリスマ経営者(創業者の故・佐藤澄男と、二代目の影山勝行=現・株式会社名南経営コンサルティング顧問)が二代続きましたので、長くトップダウン体制になっていました。二人が一線から退いたときに、必然的に変化して現在のようなスタイルになっています。
現在のところ「ティール組織」(上司と部下の関係が存在せず、組織としての売上目標や予算も存在しない組織)を目指しています。
―トップダウンではなく、合議制だということですね。それで行動や方針が決まりますか?
決まります。
それに、すぐに方向性が決まる、決まらないというのはそれほど重要なことではありません。
それ以上に大事なことは、同じ目線でお客様にサービスを提供できるように、語り合い、議論し合うことです。
そうやってそれぞれの価値観を擦り合わせていくこと、そうしたコミュニケーションにこそ価値があると思っています。