コロナ禍で企業への資金繰り支援の貸出が進み、国内107銀行の2021年3月期の総貸出金残高は501兆611億円(前年比5.1%増)と急増した。調査を開始した2010年3月期以降、総貸出金残高が500兆円台に乗せたのは初めて。

このうち、中小企業等向け貸出金残高は340兆8,744億円(同4.4%増)で、貸出金全体の約7割(68.0%)を占めた。また、2012年3月期から10年連続で増加を続け、過去最高を更新した。

東京商工リサーチ:国内107銀行、コロナ関連支援で中小企業向け貸出が過去最高

地公体向け貸出金残高 前年比7.9%増