プロフェッショナルファームの成長を支えるキーワードは、
「COLLEGE-ALITY(カレッジアリティ)」

元青山監査法人代表社員、元監査法人トーマツ代表社員 公認会計士 渡邊啓司氏
過去のファイブスターマガジンから、今読んでも税理士の先生方にとってお役に立つものを定期的にシェアしています。

今回は4大会計事務所でパートーナー(共同経営者)をされていた渡邉啓司先生が、ビッグファームのマネジメントについて取材した記事をピックアップします。
なかなか4大事務所のマネジメントを知る機会もないので、大変興味深く読ませていただきました。
「4大事務所と普通の税理士事務所では、さすがに違いすぎるかな・・・」と思っていましたが、意外に勉強になる箇所がたくさんあり、ビックリです。
たとえば評価方法について。
(記事を一部抜粋して要約)

評価を行った人間が、評価を受けた人間に、一対一で全て説明する点にあります。さらに評価に対し、説明を受けた人間が納得しサインをしなければ、評価が終わりません。だから評価をする方も、真剣です。相手を納得させるには、根拠なく評価はできませんからね。そうやって評価の公平性を保っているのです。

4大事務所ほどの規模になっても、人事評価は仕組みに頼るのではなく、人が人を見て泥臭く評価しているんだなと。
弊社も人事評価は、仕組みではなくリーダー複数人の合議で行います。
なぜなら、スタッフごとに求めるものも違いますし、数値化できない貢献もあるからです。
リーダーが自信を持って、「あなたの給料はこれです。理由はこうです。次にこれができるようになったら、もっと昇給します。」と言うことこそ、リーダーの役目だと思っています。
他には求人についても、参考になりました。

―競争に勝ち抜く人材を集めるためには、どのようなことを行っていますか?

それは残念ながらありません。採用などではわからないものです(苦笑)。長い時間、一緒に仕事をしていく中で、お互いに信頼できる人間かどうかが、だんだんと見えてくるものだと思います。

4大事務所でも、採用段階で優秀か否かを見極めて採用をしているわけではないのですね。
これはある意味、安心感と自信が付きました。
試行錯誤で人を育てるしか道はない、とわかったからです。
他にも勉強になる内容が多かったです。
もちろん、「さすが4大!真似できません!」という内容もありました。(笑)
そういった点も踏まえて、面白い記事でした。
(出典:FIVE STAR MAGAZINE  第59号『プロフェッショナルファームの成長を支えるキーワードは、「COLLEGE-ALITY』)

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FIVE STAR MAGAZINE  第59号(2020年11月号)プロフェッショナルファームの成長を支えるキーワードは、「COLLEGE-ALITY」