(社長のミカタ5月号より)

無申告か重加算税の納税者には「簿外経費」の損金算入を認めないこととなりました。
無申告の方の税務調査に立ち会い、交渉をされたことがある方にはこの改正がいかに納税者にとって影響が大きいことがおわかりではないでしょうか。

○年分無申告であれば、数年分、法人税又は所得税だけでなく消費税の納税となれば零細企業にとっては非常に大きな税額になってきます。

以前は簿外経費をどうやって捻出するかをよく考えていたものですw
過去に無申告調査、そのストレスで高齢の社長がお亡くなりなられたという案件も対応したことがあります。
申告をしないことがどれほどリスクがあるかがよくわかります。
※上記は単発の調査案件、顧問先ではありません。

これに合わせて本誌で言及しているのが「一筆重加」
税務調査で「質問応答記録書」に納税者に一筆書かせることで重加算税を既成事実化してしまう手法。
誤り等あれば是正を促し、下手に一筆しないことが重要ですね。